mizuito-tsumugi

〜 日 々 を 織 る 〜

毒親、毒親を語る

川崎のいたましい事件

 

死ぬなら一人で死ねと言う反応に

色々と議論が巻き起こっているようだけど

実の親や叔父叔母へ殺意が向かうならまだ正常だと思うけど

全くの無関係で無抵抗な他人、しかも力も体格も敵わない、逃げられない幼い子を殺すのは

全くのお門違いで決して許されないし

何故普通に一人で自殺しなかったのだと言われても仕方ないのでは

 

世間を冷たく何も助けてくれないと逆恨みしているような

自分以外は幸せそうにしか見えないような人は

一人で死ねとか言われようが言われなかろうが

無差別殺意がわくときは湧くよ、やるよ

目に見えない世間くらいで変われる程度なら、そもそも一つの感情に縛られたりしない

もしくは差し伸べられた手にも気付かないくらい根っこがフラフラしてると思う

 

だいたい「世間」に赤の他人の面倒を見たり、見返りなく優しくするような「余裕」なんかないのは事実だし

誰もが「世間」や「社会」や「家族(家庭)」の理不尽さに、事情に、勝手さに振り回されても何とか折り合いをつけながら人生やり繰りしている

器用な人の方がきっと少なくて、大半がどこかで不器用で、それでも頑張って9辛くても1の幸福感を支えに踏ん張っている

 

そこで踏ん張れなくなって、自死の道へ足が入ってしまう人

他人への攻撃で内面のバランスを取ろうとしてしまう人

色々あるとは思う

足が一歩、半歩出てしまうきっかけや理由、タイミング、その違いは分からないけど

それを「人間的弱さ」だけで片付ける気もないが、でもやってはいけない事をやってしまっている「弱さ」は事実

一線の違いはどこにあるのか、何が問題なのか

自分が超えそうだと思う時、考えるけど分からない

少なくとも「母を殺して自分も死ぬ」「自分だけこの世から消える」という道は扉が開きそうな時もあるけど

少なくとも「一人じゃさびしいから他の人も一緒に」という扉は存在しない

 

というネガティヴポジティブな私に対し

母が気になったのは、自死した犯人の生い立ち

何より彼の実の両親に対して怒り、彼も被害者だと繰り返す

引き取られた先での、実子との差別、どれだけ辛かっただろうと

 

私はテレビを殆ど見ないので、ワイドショー的情報を一切持っていなく、最近も忙しくてネットニュースもLINEニュースくらいだったので「ふーん、よくあるパターンだね」的な感想しか持ち得なかったのだが

母は彼への同情が激しく

「きちんと愛情を受けていれば、こんなことにはならなかっただろうに」

と繰り返し

「それでも、無関係の人の命を奪った免罪符には決してならないし、生き残っていたとしても情状酌量の余地ないよ」

あまりに犯人に同情して気持ち悪さを感じながらバッサリ切り返しても

「だけどねぇ、親の責任が何より重いわよ。絶対いい事ないわよ、その人たち。それなら初めから産まなければいいのに。親として義務を果たせないなら」

義務ねぇ…その定義、人によって様々だと思うけど、貴女含めて見返り前提が多いよね?

事件では叔父叔母側の言い分もあるだろうし、場合によってはこの歳まで生きてこられたんだから、親に捨てられて幸せだったのかもしれないよ?虐待死しなかったんだし

親がいて、良かれとすることが、本当に良いことだったのか自信あるの?あるんだろうね

それが分からない、この歳になって否定する私が、育て方を失敗した結果なんだから

親だって若くて経験も少なくて間違える人間だ、っていう前提は言っちゃいけないんだよね

…と内心で

 

大学時代、法学部ながらゼミは微妙な人気でしかなかった法社会学を取ってた身としては

『でも同様の環境で育って無差別殺人の挙句自死した人はいないし、育ての親や実の親とか身近な人への怨恨殺人は事例はあるけど、大半が逆境を抜け出すために頑張って早期自立をし、自分で人生を手探りながら歩んで家族も持ったりしているけどね…親に捨てられても、きちんと頑張って生きている人たちに失礼じゃん』

というのが第一感想

 

『だいたい、愛情を受けられなかったとか、不足に対しては色々虐待だとか親の義務がとか言ってるけど、その逆の過剰も虐待になるって今だに気付いてないよね』

これが第二の感想

 

我が家では、大学時代を皮切りに社会人になってからも幾度となく繰り返された独立戦争

結果は全敗

 

家を出るといえば

「女の子が危ない!(「みんなしてることだって」)余所のお宅はどうでもいい!うちは許しません!」

「出ていくなら付いて行くから!(「意味ないじゃん」)」

「家を出ることが自立じゃない!(「それも一理だけど、自立の一歩に違いないでしょ」)」

「親を捨てる気か!こんな子に育てたはずじゃなかったのに、どうしてこうなっちゃったの。行かせた学校が悪かった?友達が良くないんでしょ!だいたい、あんたは昔から…(延々と)」

いつの間にか私の人生、全否定へ

失敗した、失敗したと繰り返されて辟易、未成年のうちは親の同意がいるし

社会人になっても仕事で疲れているところで、この精神的ダメージで

途中からは猫を飼い始めたので、面倒を見る人がいないとと(父は懐かれず)うやむやにされ

そのうち父が血栓の手術で入院したり

会社で1日中ロクに仕事もしないで人の悪口(しかも私と仲のいい同僚とかの)を声に出してブツブツ云い続けている変な人を上司に押し付けられて隣の席にされ病みかけたり

独立戦争どころではない時期がつづき

もうこっちも戦意喪失というか、持ちかけたが最後、自分のダメージしか残らないうえ

一人っ子ゆえに「親を捨てるのか」の言葉がグルグル渦巻いて、歳を重ねる度に重い足枷になっていったように思う

 

何しろ結婚さえしなくていい!とか子供だけ産んで認知だけしてもらったら別れればいい!という母なので

携帯のない時代に男の人から電話があれば根掘り葉掘りだし

大学生になってゼミコンパやら飲み会やら、となると持っているベル(ポケベルね、若い人は知らないよね)や携帯(途中から切り替え)に19時くらいからずーーっと鬼のように連続着信

見た人が引くほどに、ストーカー顔負けに

社会人になっても変わらず、取引先とかとの接待飲み会だと伝えてあっても同様なので、そういう時は電源を切っていたり

これが新人時代だけじゃなくて30もとっくに過ぎているような娘にも同様で

今だに大して変わらず

仕事とか会社での付き合いとか丸無視で「帰って来い」

 

自分が若かりし独身時代、大叔父(母の叔父)の伝手で某企業で働いた経験があるくせに

その頃の上司が、男女雇用機会均等法以前にも関わらず、女だからって甘えるな!の方針の人でガンガン働かされて

残業も珍しくなく、「机を片付けて、お先に失礼しますって言おうとすると、課長に呼ばれてね、ちょっと今からこれやっておいてくれる?明日の朝までに、とか言うのよ」

なんて楽しげに何度も何度も聞かされた話

で、それを祖母が快く思わず、終電が(今でも)超早い地方なので車(会社のタクシーチケット)で帰ったりすると「女の子をこんな時間まで働かせるなんて!そんなところ辞めてしまいなさい」と言われて反発した、と言っていたのに

 

同じことを母は私に言いましたですよ

終電に飛び乗って帰ったり、飲み会でタクシーで帰ったりしていたら(偉い人がくれたタクシーチケットか後日上司精算)

オイオイ、貴女が言うの、ソレ?っていう…

自分は良かったけど、私はダメ?何ソレ

うちは総合職とか一般職とか区別は一切なくて、出世や基本給は男女格差が歴然としていたけど仕事は能力以外の差はなくて

(流石に最近は男女格差解消しているらしいが)

みんなサービス残業も多かったけど、ガリガリ働いていて

むしろ私なんぞ能力を買ってくれて社員登用だったのに何言ってんの!?

 

高校の受験とか合格発表とか、私立だと親が付いて来ている事が多いけど

そういうのは完全放置、一人で行ってこれるでしょ、なんだけどね

異論はないので、 一人で受けに行って(いもしない親を呼び出す講堂でのパフォーマンスはネタと化した)、一人で発表見て書類受け取って今後の流れを聞いて帰って来た

 

家から、母から一定以上離れないうちは一人でやって来い、なのか

鵜飼いの鵜の気分

 

 

自分で服を買うとか、友達と旅行するとか

母から聞いた、母自身の経験時期より遥かに遅くなってからしか許可されなかった

 

つまりは信用がなくて、母がコントロールしないといけない生き物だと思われていたんだと

当時の私も哀しくて、その反動で言い争いをよくしていた

 

お小遣いも中学で月額500円、高校で5000円

中学はテスト(中間・期末)の点数に応じて値段が決まっていて、その合計額が実質的なお小遣いだった

前にも書いたが、お年玉は母の管理で今現在まで1円も手元に来たことがなく、テストの点数の対価が全てだった

やる気を起こさせる為だったのかもしれないが、地元の公立でオール満点を取れない事にきっとヤキモキしていたのだと思う

何故学年1位になれないのか

ケアレスミスをするのか

でも、いくら公立でも先生によっては細かいし平均点はすごく低かったりするけど、そんなことは関係なく

保健体育の時事問題なんて、高校野球やサッカーの代表校を答えさせるものだけど、全く興味もなければ地元のニュースを見る機会も家ではなかったし、ハナから満点取れると思ってなかった

 

だけどいくらかせいでも自分の努力の対価がこんなものと言われてるみたいだし

親と自分の関係はお金か、という冷めた思いで一杯だった

とはいえ、このお金がないと、本も買えないし、友達に映画や遊びに誘われても何もできないので、黙って受け取るしかなかった

 

今でも何かあるとお金を差し出してくる母

税金や生活費で諸々の支払いがかさんでいるのは間違いないので、納得のいく理由の時だけ受け取っているけど

何なんだろう?言い争いの元はお金に関することが1番多くなっている気がする

(2番目は物忘れからの、幻視人間の話)

 

高校は都内私立女子校ということと、予備校に行く前に小腹が空くから何か食べるためにと5千円(何とかやり繰りしてエンジョイしてました)

大学はさすがに3万円になったけど、ゼミコンパとか毎日のご飯代とか書籍代とか衣服代とかモロモロ全部込みなので、途中コッソリ短期バイトしていました

途中でバレたけど、短期だからと押し切った

そしたらその後は母の伝手で某公共施設でバイトすることになったんだけど…

母の知り合いに囲まれて、たまに母の監視の目もあって

受け流すことと図太さと鈍感力が鍛えられた気がする

まぁ時給も悪くはなかったし(時給1000円以下の仕事はしていなかった)、施設の蔵書が狩り放題…もとい借り放題というメリットが何より魅力だったので

 

 

気付けば休日も一人で過ごすか、母地出かけるかで

「お母様と仲が良くて羨ましいです〜」

と行く先々で言われたものだけど、母が「一緒に行く」というのだ

だから、歩きながら言い争っていたことも少なくない

 

一時期、一卵性親子というのがメディアを賑わせていた

ウチって、これに当てはまるのかな?と考えたが、私の方の感情が納得できなかった

 

別に一緒にいたいわけじゃない

目が届く、程々の距離で親子でありたい

私はもっと私の人生に集中したい

何なら転勤でも海外勤務でも(言葉の壁はともかく)別にいいな、と

 

でもそんな思いのかけら、主に後半をポロリと漏らした時の母

やたら静かに諭すように

「そうなったら、会社辞めちゃいなさい」

 

歳いってからの転職が、しかも技術職でもない私が、そんな理由で辞めてどうやって生きていけると…

 

途中から辞めろとは言わなくなったけど

父が元気に生きていた時から

もし私が転勤になったら「付いて行こうかな」と、笑ってはいるがマジな目で言うようになった

海外でも?と聞くと、「うーん、そうねぇ」とどちらかといえば肯定的

飛行機嫌い、海外嫌いのくせに

ついて来ても、私自身が言葉や環境や仕事に慣れて対応するのに精一杯で、何かあってもフォローできないよ?といっても、根拠のない「大丈夫」

 

結局、代々の上司には家の都合で転勤無理でーす、と引き継がれて勤務地優先の人事がされてきていて、ありがたいやら…

 

何故にこれ程までに、物理的に離れることを許さないのか

これって 過干渉じゃないの?

家から出ようとするいい歳した子を「親を捨てるなんて」と脅し暴れて引き止めて

1日に何度もどこにいるのか何をしているのか電話してきて(家にいても…)

これって与えすぎと束縛による虐待じゃないの?

子供の頃からの刷り込みで、

「貴女が心配だから」

「貴女のためを思って」

で押さえ込まれて、ネグレクトされていたわけではないし

傍から見たら数多くの習い事や私立への進学、予備校通いなど、恵まれているとしか見えないもの

実際、物理的には大方で恵まれていたと思うよ

高校まで自分の部屋がなかったくらいで

私の求めるものが、物質的なものじゃなかっただけで

それも贅沢と言われればそれまでだけど

 

母は働いてはいなかったけど、PTAやボランティア活動とかで家にあまりいなくて

小学1年の頃からお腹が空いたら台所で自分でできる軽食を用意するようになった

マカロニを見つけたら茹でて、鍋の湯を捨てて(大体ここで湯気で軽くヤケド)、鍋にサラダオイル足して痛めて塩振って

2年くらいになるとスープにすることを思いついて、冷蔵庫のキャベツやコンソメの素を入れて煮たり

料理とか家事は母にも誰にも教わらず、必要に迫られて覚えたので今でも我流

成長してから聞いてみたが、料理をいつの間にか出来るようになったことに、母は全く疑問を抱いたりしなかったらしい

自分は祖母に教わったというのに

まぁ初めて包丁を持ったのは3歳の時、幼稚園の豚汁イベントで材料を園児が自分で用意して持ち寄るという

その時はさすがに、人参とか大根を切るのに母が付きっ切りだった

当時はピーラーなんてものはなかったんで…(存在はあったのかもしれないけど、全く一般には出回っていなかった)

今でも私はピーラーが苦手で使わない(使えない)、全て包丁か、キッチンばさみ

 

勝手に火や包丁を使うことは怒られもせずノーリアクションなのに、やっぱり親離れが許されないのか…死ぬまで?

これで私がマザコンなら双方幸せだったのかね?

 

実家を出ることが親を捨てることで、親を蔑ろにすることだというなら、世の中親不孝者だらけですよ

 

頭ではしょーもない理屈と分かっているのに、何故か動けなくなっていた

何十年と責められ続けた

ひたすらに私が悪いと、外に出すのもみっともない、とまで言われて、それでも出て行けなかった、年月をかけて雁字搦めにかけられていた見えない心の鎖

気付いた時には囚われている

鎖をかけた方は善意のつもりで、外すことは反抗でしかない悪いこと

 

生きて来た年月が、経験が違うんだから

いうことを聞きなさい

 

って、親なんだから年月は当たり前

でも経験に関しては年齢だけで測れるものではないし、私が実際社会でどう生きているのかを話さえ知らない

 

いい昭和の時代を現役で生きて、ヘソクリできるほどの給料の旦那をこき下ろし

(父が他界して遺品整理していたら昔の給与明細が出てきたので見たら…今の私より若い時分に今の私の倍以上貰っていた…賞与なんて桁から違うし…役員でもないのに…)

誰のおかげで家が買えたと思っているの!と貯金してきらことを自分の成果として声高に主張し(だから私の家だ!と言っているけど、名義は父の、ということを何故か納得しない…主婦が審査通る訳ないのに!)

テレビの言うことを鵜呑みにしてすぐ時分ごととして騒ぎ

…どっこも社会人の先輩として尊敬できるところが見えません、これじゃ

 

母の知らない事を教えれば「上から目線で偉そうに」と怒られ

 

 

幻視が始まってからは

自分が置き忘れた物や忘れた物を全て「入ってきた他人のせい」にして怒り

誰もいないという私に怒り

自分が置いたはずのものが無いから自分ちじゃないと

「プロの手を借りて私を騙している」

と謎の手法を言い出し始末

何のプロよ?

家とそっくりだけど家じゃない所に連れ出し、閉じこめて私を笑っている!

って、そんなのテレビのセットでも無理よ、ウチは…ありがちじゃないモノがたくさんあるし、別途再現しようと思ったら相当な費用がかかる

そんなの誰がやるの、誰得なのよ、アホか

 

ホテルに泊まって家に帰ると必ずこの手の症状が出るんだけど、最近はどこへ行かなくても言う

さっきも5分前に私に「薬剤師さんに薦められてコレ買った」と見せた薬を新品の箱ごと行方不明にして大騒ぎ

また誰かが…と始まり、拉致ってそっくりの家に閉じ込めネタに行き

いつも人がいて困るといい

いつだかはアンパン食べている人がいたそうな

ウチにないアンパンね…食べ物持参のユーレイさんですか…

 

ヒスが酷くなっていくのにうんざりして「誰かいるって言うなら証拠の写真撮れよ、それ持って病院行けばいいじゃん」って言ってしまい

 

そしたら

「アンタは一度思い込んだらそれきりだから、話にならないのよ!」

と、探し物の途中で手元にあtら物をポンポン投げつけてきた

子供の癇癪か…

つか、そのセリフそのままお返しします

 

探し物を始める前までは、通常運転(少々の言動異常は折り込み、ただし会話が成立する)だったのに

やっぱり自分の中で保身本能が働くんだろうか

だから、自分が少し前の行動さえ思い出せないというショックに対して自分を守るために「誰かが隠した、前も誰かが薬をイタズラしていたから、今回もそうに違いない」というストーリーが作られるのだろうか

その後の、発掘された漢方をみて「もらったのか?出てきたってことは大したことない、あなたのでしょう?」とのたまったのはキレかけた

そーれーがー大したことない!?

結構高いのを、貴女のために私が買い続けてるやつ!

なくなると軽く「もう無い〜」って言ってくるくせに、何が自分のじゃない、だ!

 

あなたのだ、私がずっと買ってきてるやつでしょって言ってもウソつき呼ばわり

ついでに、私が「アンタなんか看たくない」と言ったとか(そう言える程だったら今こんな思いしてないわ)、「みんな(って誰さ)がアンタの事をなんて言っているか、恥ずかしい」とか

 

さすがにネチネチが10分以上続けばこっちもイラッとキレて

 

「そんなに私が信用ならない、うるさい黙れっていうなら、今から向こうの家(今月から借りてるマンション)に行くから!」

 

って叫びましたわ、出ない声で

 

そしたらビックリ

「ダメよ!それなら私も付いていくから!」

 

なんでやー!!

意味不明

 

続いた言葉に、あ゛ー

 

「こんな夜に!外は真っ暗なのを!」

 

いやーまだ今夕方になりかけで全然明るいし

 

ていうかね、本当にこっちは未成年でも若い子でもばいんですよ

出社していれば帰りは何時間も後だし

もし子供がいればお迎えに行く立場の年齢のいい大人なんですよ

 

幾つになっても親は心配するものだろうけど

一定年齢以上になったら、一人前の大人としての自己責任でもあるし

心で思っても表に出さないものなんですよ

 

外で「ウチの子供が…」って話を聞いたお店とかの人が、実際に私と会うと母の見た目の割にどんな若い(小さい)お子さんがいるのかと思ったら…って反応するんですよ

いいオバサンです、すみませんと恥ずかしくなりながら、なんでこの異常性に気付かないんだろうと

 

親が子供を育てる義務がある、それは間違いない

だけど子離れする義務もある

だから年齢は各国・民族で違いはあれど、太古より「成人」という制度がある

 

川崎の加害者は確かに親が義務を放棄したし、彼が自分にも均等に注がれる愛を求めていたのも分かる

けれど実の兄弟姉妹でさえ差別は起こる、そっちの方がエグいしより理不尽なんじゃないだろうか

早く成人して毒親から離れたい、そんな人だってたくさんいる

日本は家族神話、血縁神話がまだ根強いし施設や福祉環境が多いに遅れているから、なかなか子供のうちに救えないけれど

 

そして、中には、過剰な親から解放されたい

適度で正常な距離の関係を築きたくてもできない、正反対の毒親パターンもあるのだ

 

親のエゴと子供の幸せ

長期的に見ないと結論は出ないかもしれないけれど

異常の中にいる人間は、決してその異常性に気づくことはない

 

 

昔聞いた、子供を医学部に行かせるために生活全般をコントロール

時間になったら注射を打って眠らせ

挙句ショック死させた医者の両親の話を思い出した

 

子供の価値って、何ですか?

 

 

ちなみにさっき2回目にこっちがキレた時

「そんなに私を失敗だ、おかしいっていうなら、先にこの世から消えてあげるよ!」

という私に対し、母の返しは

「そうして」

でした

 

 

もう喋るな、何も聞きたくないというので

部屋にこもってコレ書いているんですが

母自ら部屋のドアの前に来て雨がどうとか何やら言っています

卓上扇風機の音と腫れた外耳で良く聞き取れないですが

 

カラッと忘れられる方は幸せだね

 

幻視にも否定せず付き合い、一緒に対応してあげましょう

とか

何を言われても気にせず切り替えるようにしましょう

とか

介護家族へのアドバイスとしてアチコチに書いてあるけど

 

無理ですよ、そんな理想論

 

辛いのはご本人です

 

って、介護者の方が全てされたことは忘れられないし

その辛さは!?

 

犯罪においても日本は加害者の更生や人権にばかり重きが置かれて

未だに被害者保護が出来ていない、二次三次被害も珍しくない、加害者優遇の超後進国

 

それと同じで

介護福祉においても死にゆく当事者優先で

先の人生や生活がある介護者側に立ったことを言える「専門家」は両手で足りる程度ではなかろうか

繰り返しになるが24・365血縁者の介護をしてから言え

経験のない人は「理想論ですが」「机上の論理ですが」「被介護者学からすれば」という前置きを必ず付けろ

完全に理論通りに実践できた人だけ「私も実際母(ないし父)をこうして看取りましたが」として言ってください

 

自分ができもしない事を平気で他人にやれって言うのは、ただの無責任だし

だいたい否定しないことが安定につながるわけじゃないし

こっちも昔のように戻るとは思っていやしない

 

嫁にグチグチ言われるから家に帰りたくない、なんてもんじゃない憂鬱さ

常にいつ何を言いだすか、やらかすか分からない爆弾抱えて

仕事して、片頭痛睡眠障害悪化して

食欲も落ちて

趣味にも興味なくなって

楽しいと思えることも楽しみも浮かばなくなって

如何に少しでも静かな平穏な時間が確保できるか

胃が痛くない時を作れるか

消化できない感情も出来事も思いも全部噛んで飲み込んで

ただそれだけで日々が過ぎていく

 

でもこうなる前は、部屋を借りることさえ大げんかになっていた

だけど今は母からすると私の方が不審者も見えていないオカシイ子で

逆だと言ったある時に「出て行けー!」と鬼の形相で叫ばれ

その翌日には部屋を決めた

 

自分で出て行けって言ったじゃん、と

でも少し持ち直すと、家に私がいないことを不安がり、出かけるというと怒り出し

外にいれば猫に鈴の携帯に着信がガンガン

 

もっと早く家を出て距離を取っておけば良かった

偽装でもいいから結婚という形でも取って、無理矢理家を出て行けばよかった

今だから見えることだけども

 

なんで

こんな親子になっちゃったんだろう

 

これくらい過干渉にはならないのかな?

ウチは毒親にはならない?

本当に定義がよく分からない