mizuito-tsumugi

〜 日 々 を 織 る 〜

一緒にいると共倒れしかないので出て行く

ここ数日、体調が悪くて出社する気力も体力もなくて在宅ワークしていた。

だけど午後に起きて来た母は、そこから部屋の前まで来ては実際には起きていないことをまくしたて

(誰が何を言っているとか、されたとか、一歩も外に出てもいなければ電話もしていないのに)

挙句、どんなに言葉を変えていても、子供である私への失望感と何故こんな子になったんだというディスりを延々。

昔からアンタは〜とか親戚中が嘆いているとか。

もうずっとこの調子で持ち直すことが全くない。

 

ディスられるのは子供の頃からだし、親戚からは実際には「お母さんボケが始まってるんじゃない?気をつけてあげないと」とアチコチから言われてる。

母本人に「●●ちゃん(私)の言うことをよく聞くようにね」と、何人かが心配して言っていたけれど、「この子がまだまだダメだから」みたいなことを笑いながら言い返していた。

それを見た親戚は一層私に「しっかりね」と。

子供という立場でも、いい歳した社会人である私をコゾー並にしか扱わないせいだろう。

ただこの傾向は元々なので、それが表立って顕著になっただけとも言える。

 

恐らくは、母は一人っ子の私に対して無意識で支配的依存に強く陥っている。

それはもう年期の入った長さで。

この年まで、脅したり何だりで家を出ることさえ許さなかった、出ることは親を捨てることだというと罪悪感を植え続けてまで。

 

そして、いま私は夜中じゅうドアをガタガタされたり騒がれたり、責められたりされ続けて眠れないまま、繁忙期の残業続きで毎日を何とかこなしている。

その反動か、毎晩37.5前後の発熱が続くようになった。

もちろん、その間も母の突撃行動は続く→ 眠れない → 休めない → 能率も効率も低下する → 仕事に悪影響が出る

これまで何とか仕事だけは自分で切り離して維持してきたのに、影響が出てしまった、しかも理由を知らない人たちから不満として指摘されてしまった、というのがショックだった。

 

今現在も熱が下がらなくて具合悪いと言っているのに全く通じず、「そうなったのは罰だ」とまで言われた。

母の言う通りにせず、聞かれたことにすぐ答えず、呼ばれたら仕事中でも帰って駆けつけて、ご飯を用意しないといけないらしい。

そして母が言う、「今そこにいる老人」や「先生と呼ばれている人」だのは、私が勝手に家に入れて集めたと言うことらしい。

実際は誰もいないし、自分で付けたテレビと混同していたり、布団や服を人と思い込んでいるだけなのだけど。

怖いのは会話まで脳内生成されて、現実認識として記憶されてしまうこと。

それに妄想が加わると、いつのまにか私が「その人たち」と結託して母を陥れて嗤っている、ということに話が発展していく。

そうなった時の形相は、それこそ、そっちが鬼じゃないかというほど、こんなに憎憎しげな凶悪な顔ができたとは、という過去に見たことのないような表情になる。

他人にならともかく、親にあれほどの純粋な憎悪を向けられるのは、正直本当にきつい。

母に言わせれば、それも私が悪いから。

 

子供の頃から、求めた結果を出さないと存在意義を認められず、結果を出してもその先ばかり求められて褒められたことなどない。

母いわく、褒めると付け上がるから、だそうだが、一言でいいから「頑張ったね」とか「よかったね」と心からの言葉を欲しいと思うのは、慢心・傲慢なのだろうか。

小学生の頃からずっと自問自答し続けて来た。

私は親にとって何なんだろう?と。

お金はかけてもらえた。私立にも、予備校にも行かせてもらった(というか行かされた)。

仮面浪人してまで大学を入り直した。でも希望通りとはいかなかった。

どんどん母の諦めという名の見放しが見えた。

外で学歴が分かるような話をすることを禁止された。

就職氷河期で派遣の道に進んだ時も、外で口外するなと言われ、でも内心で「このままでは終わらないはずでしょ?あなたは(私の子なんだから)」というのが透けて見えていた。

あなたの子だから色々無理なんじゃん、と言い返すと、今と同じように大ゲンカの挙句、自分の育て方が悪かった、失敗したと泣き喚くのでコッチが悪者で終わる。

最終的に、派遣先の某一部上場メーカーで社員にスカウトされて今現在に至っているわけだけど。

真っ当に社会人生活を送っているのに、母にとっては私は周囲からダメだと言われている欠陥品だそうで。

どこの周囲だと、今のあなたに社交は一切ないのに、しかも私を知る人など、と言いたい。

というか言ってしまって大ギレされた。

私の方が物知らずで周囲を見れていない世間知らずの可哀想なヒトらしい。

誰も私とは話をしたくないと言っているそうです。どこのどなたか存じませんが。地元に知り合いいないし。

 

どこまでも、いつまでも、

母にとって私はダメで自分の言うことを聞くべき対象なんですね。

 

ついでに、物心つくかつかない頃から、

「結婚なんかしなくていいんだから」

と、呪いのように言われ続けた。

「私はあなたを1人で生きていけるように育てた」

(その割に大学が遠くても家から出させなかった)

これも挨拶の言葉より多く言われてる。

好きな人が出来れば、言ってもいないのに

「恋愛なんかにかまけている暇はないでしょう!」

と毎日言われ続け、男子から電話が来ようものなら取り次がないか事細かに話の詳細まで聞き出そうとしたり、相手ディスったり。

(当時はイエデンワしか通信手段なかったから)

 

結果、マトモに恋愛できないまま仕事に追われて、たまに病んで、歳食ってしまって。

親のせいにしたくなくて、何度も気にせず乗り越えようとしたけど、母の顔がチラついたり、無意識に罪悪感で後ろめたくなってしまったり。どうして無視できないのか、若い頃は滅茶苦茶つらくて苦しくて、呪縛から逃れたかった。

まぁ、それに打つ勝てるほど強く求めてくれる、待ってくれるような相手にもご縁がなかったというかね。

母には言えなかったけど、私の長年の夢は(今でも)主婦。

自分の学歴&主婦コンプレックスの解消手段だったんだろうな。

また私が器用貧乏で、ある程度までは割に大抵のことが出来てしまったから。

でも所詮はちょっと小器用なだけで、何も得意がない、長所もない、全てが中途半端な人間ってだけ。

 

それを知りつつも認められなかったのかなぁ。

親の欲目で済まないレベルだと思うけど。

自分の意思をはっきり出せば、ただのワガママにしか受け取られないし、理不尽に抵抗しても以下同文。

そもそも母は、自分は子供のためを思ってのことで、自分の方が長く生きて経験もあり間違ってないと固く、今も信じている。

自分が世の中に取り残されている、考え方がもはや通じない、そもそも法的に無理、ということを一切認めないで、私が未熟で甘いことになる。

 

法律で決まっていることでも、どうにでもなると言い切る恐ろしさ。犯罪者になるつもりか。父名義の家を自分が頑張って貯金したんだから自分のものだ、お前にはやらない、と平然と言えてしまう。

法定相続人で分割するか協議書に署名実印しないとどうにもならないのに。

そもそも働いて稼いだのは父で、貯金の努力は母。そして当時は私は学生。

これで何故父の名義なのは女では無理だから仕方なく、とか今更言い出すのか。

そもそも当時でも母が正社員で定期収入があれば共同名義とかで登記できたけど、主婦じゃん。

派遣社員だって、フリーだって、残高証明あってもダメな世の中なのに何言ってるんだか。

父名義である以上、相続をはっきりさせないと売却はできないし、相続人の片割れの私が拒否してるのに。

でもって認知に問題ありそうな場合は契約出来ない、又は後からでも無効にできると定められてるのに。

まぁ分からないからこその暴挙。

本当に口先だけじゃなく、病院で調べて認定受けて欲しい。

 

でも、私と同じ空間にいるだけで

「もう絶対話もしない、近寄らない」

をこの数日でも10回以上聞いたけど、結局寝させてもらえていない現状なので。

 

流石にフラフラで自分の身体と社会生活を守るにはダメだと。

物件探し始めた。

いくつかピックアップして問い合わせかけて、

もし狙った部屋が空いていたら即決のつもり。

 

一応場所は徒歩圏内。

免許持ってないし、万が一の時に駆けつけられるように。

あと住民票移さなくて済むように。

会社には届けない、セカンドハウスとして。

実態は転居に近いと思うけど。

実家の固定資産税、公共料金との二重家計になるから、締めていかなくちゃ。

 

一族には大往生しても認知に問題が出た人はいなくて、うちの母だけなので。

本人も絶対認めないでしょう。

 

深夜2時からその後も今も、幾度となく外へ出て行っていく母。

クリーニング店がやっていないと怒っていて、当たり前でしょうと言って逆鱗に触れ。

もうどこで何をしているのか。

家を出れば気にしなくて済む。

事故や何か、または最悪の時は、しかるべきところから連絡が来るでしょう。

本人が、さっき、もう面倒見てくれなくていい!と言い切ったし。

私はとりあえず自分を守っていいですかね。

最近ネットでシングル介護を調べてると

「親を捨てる勇気を持ちなさい」

って感じの言葉を複数見る。

みんな同じように自分が壊れて行ってるんだろうな。

 

 

こうして長生きの代償に

「家族」は崩壊していくのか。