役所の聞き取り調査終了
昨日は
「明日ってどんなこと聞かれるの?」
「聞かれたことだけ答えて、余計な事は絶対言わない」
など、夜中にギャース!となるまではソワソワしていた母
というか、明け方からずっと
「ねぇ、いつ来るの?」
「まだ来ないの?」
「コートがないんだけど」
と、聞き取り調査の時間を何度も何度も聞きに来ては起こされ、案の定私は昨夜もほとんど眠れなかったというテッパン
それにコートって、今はもう梅雨明け目前の夏です、いらないです、って言っても言ってもすぐ忘れるのか、コートがないと訴えてきて
冬物は奥にしまってあるだけなんだけど
「全部盗られた」
「みんな捨てられた」
と言い、深夜〜明け方に何度も「買ってくる」と外へ出ようとしては補助鍵を付けてあるので開けられず、の繰り返し
服がないから買いに行く騒動はこれまでにもあったんだけど、とうとうこの時期にコートになった…
いつもは出社と同じように家を出て、借りている自分の家に向かうんだけど、今日は立会いのために実家に留まって仕事開始
…全く仕事にならない
ずーーーーーっと何やかんやと言いにきたり呼ばれたり、借りる前と同じか、いや以前より酷い
仕事中だと何度伝えても理解していない
だからだと思う
今日も仕事の後、いつも通り買い物して、いつもと変わらない時間に帰ったにも関わらず
「どこで何してたの!?」
で迎えられた…
家を出て行ったのが私と認識できていなかったんだろうな
何しろ、今日の聞き取り調査を、洗濯物を干しながら離れて(見えない所から)聞いていたけれども、私のことを兄嫁と言っていた
しかもマンションなのに2軒続いていると元 実家の間取りを言うし、「XX(今住んでいる地名)にも居たことあるんですよ」とか、なのに近くのスーパーで買い物…と言う時にはこの地元のスーパーの名前が出てきたり
まぁ、ある意味、予想通りの破茶滅茶ぶり
終わった後、母のいない所で個別にお話しすることになっていたので、見送りと一緒に自分の荷物を持って出たんだけど
「あぁ、仕事に行くのね」
と口に出してはいたけど、娘の私が、ではなく、兄嫁か他の誰か、が出かけた、という認識だったようだ
だから、帰宅時は私が娘だと認識できていた状態で、見送った記憶がないから「どこで〜」っていう
面談者の方と話していて、まずはざっと思い出せる範囲を表(excel)に書き出したのを昨日印刷しておいたので、それを渡して
とはいえA4でミッシリ6ページ超(中綴じ製本で出力)になったので詳細は後で見てください、で
こちらからも伝えながら、所感も聞いたりしたんだけれど
やっぱり、あげたデジタル時計が読めなかったらしい
認知症初期〜中期の方でも、日にちや時間を読めている人が多いと評判のを選んだんだけど
ついでにアナログ時計も置いてあるんだけど、そっちもダメだったのかな
もう、昼夜の感覚も曖昧だし
「もう夜中の2時だから、銀行も薬局も開いていないよ」
と言っても「なんで?」になるのは、昼の2時と夜中の2時の区別がつかないからではないかと推測
さらに言えば「約束は10時半」というと23時半に「約束の時間過ぎた」となることもある
昼夜逆転して昼に寝てしまうと、更に酷くなる
もはや体内時計だけで動いているとしか思えない…
起きてお腹が空いて1回目の食事が朝ごはん、何時であっても「朝ごはん」
ギョーカイの挨拶か
自分でフラリと買い物に行って、お弁当いくつも買ってくるのに
「これ半分食べて」「いらない」といって残す
食べたいものだけを買えばいいのに
と言うと「あなたと一緒にいる人たちが食べるかと思って」と毎回返されるので…一応その都度「この家は、あなたと私の2人だけしかいないよ」とサラッと伝えるようにはしているんだけど、もうデフォルト設定化したわ、ウチに他に知らない誰かがいるっていうホラーな設定
役所の方にも「レビー型では?」と聞かれたけど、認知症専門外来ではないので、あくまでも簡易スケールとMRIでの脳萎縮状態しか診ていない事を説明
やっぱり疑うよね、アルツハイマー型より
もしかしたら日本人に多いという並行型かもしれないけど
アルツハイマーは原則として進行がこんなに早くない
ゆっくりサヨナラ型だから、たぶん家族は「とうとう娘/息子である自分のことも分からなくなってしまった」と悲しめるんだと思う
「最後は少女のようだった」とか
だけどうちの場合は、明らかに異常な症状に気付いた初期から私のことを分からない時が発生していたので、全部のショックが一度に一緒に来たし、嵐と闘う毎日で悲しむ余裕がないまま、どんどん進行していって更に娘の事だけじゃなく家族構成とかも時には認識があやしくなって
母の中のどこかにそういう自分の何かが残っているのか、わりと正常に近い状態に戻っている稀な時に、ものすごく落ち込んでいるっぽい
「私は一体どうなってしまうんだろう?」
「何かが、おかしい、でもわからない」
「子供に迷惑をかけないために出て行こう」
こうして考えているうちに、いつのまにか認識がスライドしていて「自分は邪魔なんだ」になり、さらに「出て行けと言われた」となって、私の顔を見ると「もういい出て行く!どうせもうすぐ死ぬんだから!出て行けって言ったじゃない!」という唐突な叫びに至る、のだと思う
出会い頭の事故か雷みたいなもので、予測も避けようもないから、ひたすら身に受けるしかない
個別面談で最後に
「ここから最後の認定結果が出るまで1ヶ月かかります」
と言われ
会社のマッサージ師の人が元デイサービスで働いていたそうで、昨日施術してもらった時に(福利厚生の一環で会社が雇用していて私たちは200円〜任意/30分の募金をする仕組)「明日が調査なら結果は早くてお盆前だねー」と言っていたけど、その通りだなぁと
なので「ハイ」とだけ答えていたんだけど、本当の最後に
「ですが、働きながらお一人でずっと見ていて寝る暇もなく、代われる人もいないとのことですし、2週間で結果が出るように頑張りますので」
と
え!?本当に!?
外で叫びそうになった
有難いという気持ちと
そんな優先度上がる程の案件なのか、ウチは…という思いと
複雑に絡み合いながらも、やっぱり心底「ありがとうございます、よろしくお願いします」
納期を半分に短縮って、うちの会社で言えば納品のリードタイムを通常より半減させるようにします、ってこと
そうするには発注・引き当てを他より優先して個別対応することになる
そうする場合は、その前に納品ミスがあっての再納品か、よほどのトラブルやクレームがあるか、何らか自社側の非になる重大な事由があるか、良くない事だけど相当の組織的圧力がかかっているか
って自分の業界に当てはめるのも正しくはないんだけど
やっぱりトリアージじゃないけど状況や状態によって対応緊急度が変わるんだろうな
トリアージといえば
不謹慎なんだけど、一応記録として
母が大事件に何も反応しないのは変だなと思っていたけど、そうじゃなかった
川崎の事件は、ちゃんとよそ事として認識できていたのに、今の母は場所の認識もグチャグチャなので
「あの時、あなたが隣の隣にいたから、私必死で叫んだのよ」
と、今日言われてやっと話が繋がった
前に帰宅して玄関に上がった私の顔を見るなり「良かった!呼んでも返事がなかったから、無事でよかった」と言われたけれど、似たようなことは時折言われていたので特別気にせず、いつものように返事して流していた
日にち的に、あの放火(というより爆破だよなぁ)事件だった
ウチは関東首都圏
現場は京都 伏見
行ってみたいけど未だ足を伸ばせていない憧れの伏見
居るわけがないし、いくら病気ゆえの妄言だとしても今その発言は不謹慎すぎると、私の中で感情が渦巻いて危なかった
一応、絶対そういう不謹慎なことは人前では言うな、と釘は刺したけど…思い込んでいるからな
ていうか、私の名前を叫んだの?
よく通報されなかったな…あ、私も知らないってことは日中で誰もいなかったのか(近所はみんな共働き)
ついでにトイレと洗面所が鍵かかってるって?内鍵しかないのに?
また回したのか?(簡易錠だから外側からも回せる)イヤ、開いてるし…トイレ我慢してたって…
というのも並行して会話という
話があちこちに飛ぶのも、まぁ社会でもあるし慣れたけど…
色んな意味で精神的にキツイ
しかしテレビと現実の混同が、こんなふうになることもあるんだな…
俳優さんとかを、一方的に知っているだけなのに、知っているという認識だけが残っていて「知り合いが出ている」というような症状は割とよくあるらしいけど(レビー小体型)
事件報道は、特に今回のはシャレにもならん
母と私、これからの生き方でどうするのがベターなんだろう
(ベストは一生分からないと思う)
仮認定証というのを今日いただいたが、とりあえず高齢者サポートセンターに連絡すればいいのかな
今夜は静かだけど、聞き取り調査の後午後にはスーパーに行ったみたいだし、疲れて眠くなったかな
2個目のお弁当を開けていたし…
(1個目は玄関の下駄箱の上段と下段の隙間に作った物置きスペースの所に、ちょびっとだけご飯を残した空箱が置いてあった…お箸ごと)
相変わらずテレビの前だと見られると言っているので、玄関にしゃがんで食べていたのかもしれない
最近は玄関口しゃがんでいるパターンが多いので
だったらテレビを消せばいいのにと思うけど、何故か消すのは「悪いから」とか言って嫌がる
ので、私が問答無用で電源を切る
夏休みには、田舎行きを何とか(今回は)諦めてくれたので、家中の片付けをもう一度やりたいな
あっという間に元の木阿弥かもしれないけど…
(去年も相当頑張って、家具の入れ替えや大幅なレイアウト変更、リメイク、壁やクローゼットの塗替えまでやってた)
本来は洗面所や適宜置くべき所にしまっていたものを、自分のは次々と自室に引き上げたから、この部屋の中も中々酷い
少しずつ借りた家の方に分散しているけど手持ちなのでチマチマ…送る方が面倒なんで…
いろいろ、いろいろ
どうにかしたい
って、静かに寝ていたのかと思えば
また厳寒のドアを開けようとしてガタガタと…
「帰るのよ、あなたの友達のナントカちゃんがいたでしょ、その子を連れて」
…意味不明
ナントカちゃんは伏せ字ではなく、そのままの発言
そして、さっき大きな物音がしているけど何だ?と思っていたのは、何故かリビングのハイチェアを引きずって玄関とリビングの境を塞ぐように置かれていた
ベッドに戻すまでがひと労働
何しろ外に向かって「帰る」という相手
そういう時は付き添って近所を一回りすればいいとモノの本には書いてあるけど、深夜に?パジャマで?無理じゃん
スリッパやスニーカーの認識も逆転した発言をしていて、でも行動は正しいという矛盾
脳の行動指令と認識の齟齬に気づかない脳のバグ
あー今日もやっぱり寝られないかなぁ…
本気でそろそろ限界だわ
仕事は切羽詰まってないのに、デスマーチの時よりキツイ…
私の脳も
熱持ってあついし、片頭痛頻発だし
もろもろ限界かも