mizuito-tsumugi

〜 日 々 を 織 る 〜

とうとう警察が来た

母の理不尽な詰りから起きた言い争い

 

普通の声だと何も届かずスルーされるので、興奮する母と共にだんだん声が双方大きくなっていて

疲れ果ててもうやめてと叫んだところで

 

ピンポーン

 

と玄関前のインターホン

 

警察の人2名が

 

最初母が対応に出たけれど、絶対拗れるし

私も聴取されるので急いでベッドから降りて部屋の電気を

 

シャワー前のパジャマ姿だけど、こんな状態なのでもはやどうでもよく

片付いていない部屋だけは恥ずかしかったけど

 

それぞれが離れた部屋で聴取

母は、もっと外面良く乗り切ってしまうかと思ったけど、意外にも相変わらずでした

 

まず私は名前、生年月日、年齢、職業、勤務先、オフィスの場所、業務内容を聞かれた

廊下で少し聞いていたようなので、どういう言い争いなのか?から

その後今回の経緯や背景をざっとかいつまんで説明

母に症状と発生時期や気付いたきっかけ

日常繰り返されていること

今も揉めていた母の言動、幻視や創話

私への電話攻撃

今までどこかに相談したか

などなど

 

 

結局は母には、病院に行こうと諭し

私には、地域包括センターではなく直接役所に電話するようにと

 

報告が聞こえたけど(隠そうともしていなかったし)

「おそらくお母さんが認知症っぽくて、それに対して娘さんと言い合いになってだんだん声がどっちも大きくなってしまったようですね、で、娘さんがちょっと嫌になってしまった感じで」

 

嫌になった、というのは間違いでもないんだけど、いい加減にしてくれ、もう無理、というのとはちょっとニュアンスが違うかと

 

とにかく今月はフェア・イベントの対応続きや面倒な案件なんかで疲れ果てて片頭痛もひどかったところで、感情のコントロールがますますできなかった、そこは反省

 

 

とうとう、通報されちゃったなぁ

 

その直前に、全て私が母を陥れているとか警察に行って全部ぶちまけるとか騒いでいたから

ちょうどよかったかもね

 

近所には本当に申し訳なくて

頭を下げて回らないといけないくらいだけど

当然通報者は内秘事項で曖昧にされた

 

明日、会社休んで病院に連れて行けるか…

急ぎの案件を控えているのに…大きな金額と判断が早急に求められているけど…

 

私の言うことは全く聞かず、自分は何も問題ない!と言い切っていた母が

流石に警察官2人に「お母さんにしか、僕らにも見えないもになんだよ、きっと、だからまず専門の病院に行って話してみよう?」

と言われて

今まで病院なんて行く必要なかったのにと前置きしつつも

「何処へ行けば?」

と素直に聞いていた

「XX病院の精神科だね」

と言われてキレない、制服の威力!

私が精神科なんて言おうものなら…大炎上確定

最後まで何度も何度も

「明日にでも、早い方がいいと思うから病院に行ってね、あと娘さんも仕事があるからさ、電話しちゃダメだよ?そういう時は市役所で話を聞いてくれるから」

と母に繰り返して2人がかりで念押し

 

 

最後の最後、玄関で私一人が深々と通報者等周囲への迷惑を詫びながらお見送りした際

「何かの時は、警察に電話してきてくれていいですからね」

と言ってくれた

その一言が、自分でも意外だったけどすごく嬉しくて孤独で追い詰められ壊れかけていたココロのどこかが救われた感じがした

 

今になって涙が出ている

嫌になるというより時々死にたくなる、なんてポロッと言ってしまったからかな

 

他所様に迷惑をかけた結果だけど、もしこれで病院に行ってくれるのなら

他の住民に土下座する位なんともない

 

一歩か半歩、進めるだろうか

 

 

公平な第三者、本当に重要