高齢者サポートセンターの方と母のファーストコンタクト
昨日、会社から電話したらすぐ繋がって
スケジュール調整の都合で
今日の昼休みに担当2名が訪問してくれ
母と面談した
昨日の段階で大まかな事は伝えてあったので
その辺りも加味しながらのヒアリング
さすがプロ、聞き方が上手いし慣れている
私は廊下の視界に入らない所にしゃがんで仕事をしながら聞いていたのだけれど
まー母も良く喋る
そして、本人は理路整然のつもりだろうが時系列やら何やら滅茶苦茶
でもって良くあるパターンの
「今は殆ど自分で出来ていて問題はない」
の自己申告
デター
唯一自認したのは物忘れ
だけど、減っているとか、自分で見つけられているとか
やっぱり盛りまくりのウソ〜んな申告
一人の方が母と話し続けている間に、もう一人の方から別個に「やっぱり認知に問題ある様子なので、介護申請して非該当になることはないはずです」と言われながら、申請書にカキカキ
ただかかりつけ医が無いことも伝えてあったので、近所の意見書を書いてくれる物忘れ外来のある内科を繰り返し説明してプッシュしてくれ
さらに、必ず今日か明日には行くようにと何度も念押しをしてくださった
イヤー
外面はいいからか、取り繕いも多分にあると思うけど、第三者の立場を持った人の言うことなら、今のところは聞いてくれるのね
まぁ今日は割と落ち着いている日だったから、というのもあるけど
このまま医者に行くか聞いたら、お風呂に入っていないから嫌だと言うので
明日にしようね、と私は仕事に戻ったものの…
2時間後くらいに、携帯の留守電に何回も「ねぇ、お風呂も入ってないし、鍵もないし、私はどうすればいいの!?」と
やっぱり忘れてる…
帰って繰り返し繰り返し同じことだけど説明して
その間に「今日あったこと、さっきまでいた人たちの行動報告」も挟みつつ
もはや妖精の悪戯ネタか?の域に入ってきた
玄関開けた時は、ハンガーの服に向かって話しかけていたし(私だと思って)
椅子や自分の畳んで置いてあるジーンズとかにも、最近よく話しかけている…
そこからお風呂に入れるまでがまた長く
こんな人がさっきそこで何をしていた、というような話から、普通のニュースで見た話から
変な話とマトモな話がごちゃまぜで
明日は昼まで寝てられないよ、朝から医者に行くよ、早くちゃんと寝ないと
と言っても急に変われないのか寝やしない
今日は自分の話をいっぱい聞いてもらえたことでか、割と機嫌が落ち着いて良かったんだけど
夜間せん妄なのかなぁ
椅子に掛けていたジーンズを指して、頭から被っている人が、とか(それじゃ変質者じゃん)
ベッドの足元にも服やら積んでいて、そうしたのも、その物も自分のなのに「違う」と尖った声で言い返してきたり
その都度呼ばれて、痛む腰に耐えながらロフトベッドを降りては駆けつけ…
こっちは仕事終わりもあって、薬もせっかく飲んだから寝たいのに
モノに文句をいい続け話しかけ続けている…
とりあえず明日、何とか医者に連れて行って意見書を書いてもらう!
上司も機を逃さないよう最優先で、と言ってくれたので!
明日の朝こそは何を言われても女優にならねば…
でも、抵抗の日々から、やっとここまで来た
まだまだスタートにすら立ってはいないけれど
ようやく介護のスタート地点にたどり着くような感覚
とにかく今日は寝てくれ、母よ…
ちなみに鍵は昨日突如「私の鍵持って行ったでしょ!返して!」と携帯に留守電が入っていて
私が出社直前に自分で鍵を開けて手に持って入ってきたのと入れ違いだったんで完全に濡れ衣なんだけれども
昨日の段階では心当たりの場所には無くて、それで鍵もないのにどうすればいいんだ、という今日発言に繋がるわけだけど
今日帰ってから、洗濯モノラック(スノコ材メインに去年DIYした手製2段)の下段奥が詰まっているのに気付いて探っていたら
某ブランドのバッグがスーパーのトートバッグに包まれて突っ込んであった
持ち上げるとやたら重くて開けてみたら、色々入れてあって、試しに内ポケットファスナー開けてみると…
あったよ、鍵(の付いたキーケース)
一旦戻してから、母を呼んで小芝居
「これ、洗濯物の奥にあったんだけど隠してたの?やたら重いんだけど、何入れてるの?」
本当かどうか分からないけど「そう、隠した!」と認めたので、目の前で再び開けて見せ
「ここにあるじゃん、鍵」
と…自分で入れたというのを認めて、ちゃんと普段使いの鞄にしまうところまで、小芝居は続く
じゃないと私が盗って返した、と受け取られかねないので
必ず本人の目の前で
事前に確認したうえで小芝居を
そういう意味では、介護者は誰でも冷静な時は舞台俳優だね
(テレビ俳優と違ってリテイクきかないあたりも同じ)