mizuito-tsumugi

〜 日 々 を 織 る 〜

今日も大騒ぎ

ずっと自分で掛けていたコート(大叔母の形見)を指して、朝から自分を見下ろしていて何を言っても返事しない失礼な人だ、とか

 

何もない壁を指して大騒ぎして

知らない男が通り抜けていったとか

 

ここは旅館じゃないのか

帰りの車はいつ来るのか、とか

 

娘が一人足りない、とか

(私は正真正銘の一人っ子)

 

私に対して叔母の名前で呼んだりとか

 

 

もう、家にいることも分からず

私のことも半分以上分からず

何もない所にも人を見て騒ぎ

 

 

上の階がいつも物音うるさく、土日は特に酷いので

その影響もあるんじゃないかと思うんだけど

(音で人の妄想が作られたり)

 

 

昼間は何とか寝てくれた分

今夜は寝てくれないんじゃないかな

一晩中、小一時間と空けずに騒ぎが続くんだろう

もう今夜も眠れない覚悟しないと

 

このマンションにはもう住み続けられないかも

周囲はウチを警戒しているし

毎日母は大声で騒ぐし

自分の家だと思えていないし

 

やっぱり施設探して入った方がいいのかな

何かとこの家を出て行く発言が多いし

 

環境が変わるのが良くないっていうけど

家にいても全く落ち着かなくて危ないのは、ホテルにいる時以上

まだ、外に出て行ってしまっても帰ってこれるだけ自宅はマシなのか

 

 

ワンオペで仕事と介護の両立なんて

しかも認知症という意思の疎通や会話の成立が困難な状況で(むしろ反発され反抗され、常識外の言動に振り回され)

どうやって成立するんだろう?

男性のワンオペ介護者が手を挙げるところまで行ってしまった、という話も理解できる

 

介護の裏には

それまでの関係性や闇も潜んでいて

100%愛情や善意で成り立っている人はいないと思う(偽善100%ならあり得るだろうけど)

 

私が病みかかっている時なんかは全く理解しようともせず、己の心の弱さだと、そんな弱い子に育てた覚えはないと一蹴していながら

今、心細いだの不安だの、それらを言葉にしなくても理解して優しくして欲しいなんて勝手すぎじゃないの?という思いは拭えない

散々、冷たいだの何だの人前でも私のことを言うけれど、自分だって自立や強さを盾に、優しくなんてなかったじゃない

辛い時に、受け止めてくれるんじゃなくて「じゃあ、どうすればいいの」とため息を吐いて聞いてくるような人だったじゃない

それで自分が同じように言われたらキレる

病気だからって、赦せる?

子供は、自分が親から受けた仕打ちや言葉は決して忘れない

親は簡単に忘れて自分に都合のいいように記憶しているけれど

意見の相違とかいう問題じゃない

 

親にあるのは情が主

愛は受けた分しかないから

 

親が「愛」だと思っていても、子供がそう思えなければ自己満足の独りよがりでしかない

でも親からすると、その愛が分からない私が愚かでダメなんだと

 

ずっと否定され続け

なのに首に縄をかけられて離してもらえず

今、認知症になって輪がかかって否定されて、でも離れることができなくされている

 

外面だけはめちゃくちゃいい母なので

父のことも私のことも墜としながらも自分は堕とさず

私のことも都合良く引っ張り出しては使っていたので

傍からは仲がいいい母娘だと思われている

 

医者も2回しか、しかも短時間しか診ていないから、そう思っている節がある

「そんなに問題ありそうな感じじゃなかったですけどね、話した感じ」

なので、普段の言動を触りだけ伝えておいた

取り繕って見栄を張るのは、もはや母にとって息をするくらい当たり前のことなので

 

その裏で、子供が小学生の頃から何度も「死にたい」「そんなに言うなら私を殺して他の気にいる子を子供にすればいい」「生きる意味がない、分からない」と泣くような家庭だったなんて、誰も知らない

 

私が子供の時から絶望しているのも私自身がダメなせいだし

それを親に転嫁するなど以ての外、そんな根性だから誰からも受け入れられないんだ、と諭され続け

 

何で私が絶望しているのかには一切耳を傾けてはくれなかった

母は恵まれた家庭環境で育って、何で自分が生きているのか?なんて考えたこともない人だから

気は強いけど、基本が自分勝手なお嬢さん育ち

なので、昔も今も言うのは

「この街で育てるんじゃなかった、実家のある田舎なら、あなたがおかしくなることもなかったのに」

という、育った街のせい

家庭の問題とはこれっぽっちも思っていない

自分が実家の親の近くに居たかっただけじゃないの?

一番大変だったのが中学の時

リスカもした

本当に色々絶望して生きていたくなかった

だけど、学校は卒業すれば関係なくなるのは理解していた

何が絶望したって、家に帰っても救いがなかったことが問題だったんだよ

救いは家じゃなく塾だった

私自身を認め接してくれて、特別補習も、くだらない雑談も、全て無駄という人は居なかった

 

 

だけど、いつまでも引きずっていても大人気ないと思って

できる限り大人になってからは歩み寄ろうとしてきたけど

結局は何一つ変わってなかった

 

認知症で理性の働きが鈍くなって

本音がダダ漏れになって

溜め込んでいた姑舅や兄嫁たちへの不満がこれまでとは段違いに呪いの言葉のように吐き出されるようになり

私自身への不満や文句も抑えなくなった分、期待外れ感を隠しもしない

 

元々本人は否定していたけれど、父も私も母はすぐヒステリックになりがちだと思っていた

それも今は些細なことで爆発

自分で置いたモノでも邪魔になると「誰がここにこんなもの!」と乱暴にどかす音が響く

 

下階には家がないから良かったけど

そうじゃなかったら、とっくに管理人経由で苦情だらけになっている

(うちは上の階の騒音ずっと我慢しているけど…)

 

 

こうして心身磨耗して母を送ったら

次は自分がおかしくなって公的機関のお世話になって送られるのかね

何のための人生なんだろう

自分のために生きた、という実感が全くない

 

勤めていても有休は親の都合で消費

楽しい予定で使うことはない

 

何かと仕事中でも呼び返し、急いで帰ってみれば大したことない

 

 

この親がいる限り、受け入れてくれる人はいないと思っていたし、この歳ではもう無理だと諦めてもいる

逆の立場で考えて、こんな義母がいる嫁なんて無理

家庭関係なく自分の都合で娘を呼びつけるのが目に見えるのだから

そもそも円満な家庭を自分が築けるイメージが全くわかない

血縁のある親とでさえこんなに苦痛なのに、他人と生活できる気がしない

自分が子供をちゃんと育てられる自信もない

親と同じになったらと思うと、怖い

 

これまでも、あまりにこっちのことを無視して自分の都合で子供を動かそうとするから、振り回すから

「働いてるの!給料もらってる責任があるの!」

だからいい加減にしてと言えば、そんな会社辞めてしまえ、っていう

深夜残業が続いた時にも、簡単に「辞めたら?」と言ってきた

既に不況で再就職なんて無理という世の中なのに

 

自分が祖母に同じことを言われた時には「時代遅れ」って反発したんじゃなかったの?

 

なんでいつまでも私の人生に口を出してくるの?何度も訴えた

それは親だから、子を見る義務があると言う

保護者の義務はもう終わっている、何も言わずに見守るのが成人済みの子を持つ親の務めでしょう?

これには猛反発くらう

いくつになろうと、親は親なんだ!口を出して何が悪い!

ここでもう、会話にならないので私が諦める

 

言っても仕方ないけど

何でこんな考えになってしまったんだろう

 

心理学カウンセラーの人の講義を市民団体のイベントで受けて修了証もらっていたけど、何を学んだんだろう?

自分たちは完全除外、カウンセリング受ける人は特殊だとでも思っていたんだろうか?

 

真剣に、母自身に今からでもカウンセリングを受けて貰いたい

親子のありかた、距離感について

 

過干渉だと気付いて欲しい

認知症でも、そこは別問題

 

そろそろ私の心が圧死しそうです