mizuito-tsumugi

〜 日 々 を 織 る 〜

何もする気が起きない

一日中、妄想、作話、錯乱で騒ぐ続ける母

 

全部聞いていたら頭おかしくなる

 

で私に聞こえるように大声で

私の部屋の前部屋の中に来て言い続けるから

逃げられない

 

電話の受話器は何処かへやってしまっているし

ハサミも何処かへ隠しているし

フェイク植物は飾り棚から外されて廊下に投げ出してあるし

 

私が片付けていた日用品も見当たらないし

 

もう、疲れて何もしたくない

何も考えたくない

息もしたくない

 

とりあえずソラナックスをいっぱい飲んで

ボンヤリできるところまで追加して

運が良ければ意識を失うように眠れる

 

それでも返事がなければ、どんどん声を大きく上げて行くし、何度も何度も部屋に来ては繰り返すから、嫌でも覚醒する

 

無理矢理覚醒するから体は思うように動かないけど

それでいい

いろいろなところが鈍い方がいい

 

週末はソラナックス1シートくらい軽く飲むから、追加を貰いに行くタイミングをちゃんと計らないと

 

こんな薬ごときで今更どうこうなる体でもないなったところで誰にも関係ないし

 

デパスは10錠飲もうと20錠飲もうと全然効かなかったもんなー酒飲んだ後でも何も変わらず

これでトリップできる人がいるなんて信じられん

あと何飲んだっけな…効かなかった薬はもう忘れちゃった

ただデパスは、最近読んだマンガでアップ系麻薬と同じって書いてあったのを見て、そうかぁ?と思ったので思い出した

飲み会の直後に飲んでも何も変化ないし眠れもしないしアップにもならなかったよ、一度たりとも

だから何年か続けてみたけど辞めたんだもん、安くないし

 

 

そういう意味では脳神経に関わる他の薬との相性か、ソラナックスは効いて嬉しい

数錠飲めば、母が何を言おうと無に近くなれるし体脱力していい感じ

母のことも自分のことも全てどうでもよくなって人間を少しやめられる感じがいい

 

短い有限なのが残念

 

 

あれほど玄関を開けろと暴れたのに

ソラナックス数錠が効いている勢いで補助鍵も外して

人様に迷惑をかけるなり、警察に迷惑をかけるなり事故に遭うなり、トラブルで刺されようと好きにすれば、と部屋に戻ったら

逆に出ようとしない

 

あれだけ人のことを暴力人間だの人殺しだの言ったからには、実行すりゃいいのに

昔から中途半端な人で、相変わらずだ

大口叩いて直前で日和る

 

だからある程度の歳になってからは、いろいろな矢面に立足されるのは私

どうせ最後の跡取りだから、別にどうでもよかったけど

 

35年前にはすでにこの人生に期待もしていなければ、早く義務を終えることしか考えていないから、あとは母の見送りまでどれくらいかだな

価値のない人間の価値のない人生、親から存在否定されながらもただ一人の駒だから絶対に手放さない

悪意なく無意識にそうできる母が、ある意味こわいね

自分は正しいことをしていると自信満々なだけにタチ悪い

子供を一人の別個の人間として見ていなかったのに

自分のことは棚に上げて人のことはよく言う、その度に自省するひとじゃないんだなと諦めてきた

 

 

親に死んでとは思わない

祖母が望んで産んで、大事に育てた人だから

 

だから私の方が事故でも心不全でも何でもいいからこの世から消えたい

こうして生きている意味も目的も楽しみも、半世紀近く生きてやっぱり見出せないから

居なくても誰も困らないし、世界は回る

会社も回る

心の底から私自身を惜しむ人はいない

必要のない人はいない、なんて現実を知らない人間の口先だけの綺麗事などいらない

実際に世の中には不要な人間が溢れている

世にためにも地球のためにも淘汰されるべきだね

政治家の税金のためのしょうもない質より量の少子化対策なんてクズ策より

人が増えれば税金が増えると思ったら大間違い、企業だって慈善活動じゃないし、払わない人間が増えるの目に見えてるし、かといって本当に優秀な人は日本じゃ潰されるから海外に行くしね

根本的にダメなんだよ

 

結局世の中も嫌いだし

戦時中じゃなく貧困国ではなかったのは幸いだけど、ココロは先進国じゃない貧困国だわな

 

だからお金貯めようって気持ちも薄いのかもね

貯蓄してもその先が見えない

笑顔で老後を生きる自分など想像すらできない

 

今はどんどん欲もなくなって、何の張り合いもなく

ただ、毎日まいにち母からの否定や詰りが今日は少なくて済むようにと祈るだけ

でも期待はしていない

 

ソラナックスが効かなくなったらどうしよう

それが一番の問題だな