とうとう母が110番通報、私は行方不明扱い
午前中から何度も携帯に母から着信
でも数コール以内にすぐ切れるし、会議や仕事の電話やらが当然優先なので
個人携帯は放置で後回しにしていたところ
今度はメールが1時間おきくらいに入っていて(今はもう題と本文という書き方は出来ず、タイトル部に用件)
「早くきて」「まちくたびれた、はやく」などと書いてあるけど、もちろん待ち合わせなどではなく、朝の出社時には玄関で母は私を見送っている
取り急ぎ一行メールを返したものの
夕方にまた何度も続けて着信
2〜3コールで切れてしまうのが続き、何度目かで出てみると
「何してるの!どこにいるの!こっちは大変で警察の人呼ぼうかと思った、知ってるでしょ?近所であった大事件」
というような内容の事を突然言われ…
事件は別に身近では起きてないし、大きな音っていうのは業者の工事か上の階の人の生活音だし(普通に生活していたら出ないような音が多いけどね)
何してるも仕事に決まってる
自宅の私の部屋のドアに掛けてあるA2黒板にもデカデカと書いてある
この時は会話したことで何かが落ち着いたのか、向こうからすぐに「じゃあ切る」となって終わったのだけど
仕事終えて、買い物して帰ったら
また出会い頭で
「どこに行ってたの!?もうあの人たちは帰らないし、ありえない大きな音はするし、警察に連絡しようと思ってた」
と一気にまくしたてられて、所々は聞き取れず
ていうか、警察?
実際に電話したのか聞いてみたら
「110番しようと思ってたところ」
で、まだしていないと言う
絶対に電話しないように念を押して、部屋の鍵を開けて鞄を放り込み
トイレに入っていたらインターフォンの音
日中に来る新聞の集金を母が毎日丸無視しているので(留守録映像で発覚)、遅めに来てくれたのかと思って、とりあえず通話ボタンで会話してと母にお願いを
急いで身支度を整える間に漏れ聞こえてくる母の言ってる感じが、どうも新聞屋ではない
しかも私がインターフォンのところに行った時には既に通話を切っていた
が、またすぐに呼び出し音
母を押しのけるようになってしまったが、私が出てみると、映ったのは
最近すっかり見慣れてしまった警察官の制服…
「通報をいただいたので、とりあえず直接お話しさせていただけませんかね?」
かーけーてーるーじゃーーーーーーん!!
もう既に110番してたんじゃん!!
「紡季さんが行方不明だと通報いただいたんですが…御本人ですか?」
そこへ出てきた母が
「そうよ、心配したんだから!」
と話に入ってくる
いや、もう、この時の私の心情は…無に近かった
もはや何も…心の言葉さえも出て来ないくらい、おそらく諦めや苛立ちや絶望や…ごちゃ混ぜすぎて無
人出が足りなかったのか、今回の警察官は隣のエリア担当の人で、当然ながら事前に情報共有されていないので認知症であることや介護申請中で現状ステータスは結果待ちであることなどを説明
私がいることを確認し「母は認知症なんです」と言った直後に入れに行った署への報告が長かったので、その時に履歴を聞いたのかもしれない
とにかく徘徊に一番気をつけてくれと、お金で解決になってしまうけど、他の力を頼るように、と繰り返し言われた
なぜなら、とても暑くなったから、と
暑くなると、徘徊してそのまま熱中症や、暑さのあまりにフラつき事故というのが非常に増えるそうだ
普通にしていても危険な季節、徘徊状態だと注意力は一層低下しているし、周囲のフツーの人もバテて散漫になりやすいから、事故が多発しやすいという
確かに、納得
夜間は徘徊防止鍵で強制的に防いでいるけど、仕事中の日中は外から閉じ込めるわけにはいかないし、土日だってずっと付いているわけにはいかない
だからこそ、お金の力を使ってでも外部サービスを使って命を守れということ
今回は母が通報者で、私は被捜索人という立場だったので
今までと違って、本人確認の身分証明書提示を求められた
免許証はないから保険証を出したら、勤務先まで書き写されていた
もし免許証だったら別途勤務先まで聞かれたのかな?ま、いいけど
自分で答えたのは個人携帯番号くらい
(あと母の情報)
こうして界隈の警察官たちに個人情報が広まっていくw
普通なら忌避することだけど、認知症の同居親を抱えるシングル介護者…私にとっては、知られることでホッとするんだよね、逆に
私が出社していたり近くにいない時に何か警察に保護されるなり何なりの事態に陥った時、どうにかなる気がして
母は自分のことは問題なく認識できているから、名乗れるし生年月日までは言えるし
…そこから先はガタガタなんだけど…満何歳かとか住所とか電話番号とか家族構成とか…家が変わっているとか(今日も「この家は前の家をうまく使いまわしてあって、そっくり」とか謎発言)
今日の警察官と話した感じでも、うちみたいな事案は多いみたいだ
「経験上、この季節は特に徘徊が一番危険ですので」
あれだけ繰り返していた程、色々あって、あるんだろう
その割に役所との連携はイマイチなのは行政の仕組みの問題かねぇ
一通り調書を終えて玄関でお見送りして
中に引っ込んだ私に母が言ったこと
「何をしてたの?」
うん、もう脱力も超えて無
とうとう働いているだけで行方不明扱いになったかー
一体、認定レベルはどう出るんだろう
たまのデイサービスぐらいじゃダメっぽい
ショートステイは拒否されそう
はて。
どうしたもんか