介護認定と地獄の夏休み
認定が遅れるという通知が来た直後、認定書が届いた
要介護2
だった
認知症だし、まだ症状疑いから1年ちょっとだし、要支援かと思っていたけど
だけど同時に夏休みに突入
しかも祝日込みの連休だから、思うように動けない
最近は夏バテかちょっと大人しい方だったけど、私が休みに入った途端アウト
友人知人を巻き込んでの異常行動(本人の怒っている話そのものが本当だとしたら、だけど)
早朝から何度も「返事して」「顔見せて」と起こしにくる
その理由は、「隠れられる所がいっぱいあるところに勝手に移動させたから」
自宅にいるのに分かっていない
今までの慢性的睡眠不足と疲れで、寝ていたいのに起きろと怒る
母のものでもない私が自分の稼ぎで手に入れたものも、昔の育児費用も「全部返せ」と喚く
そして必ず最後には「どうせもう死ぬんだから!」と捨て台詞を吐く
ひとしきり私に対して文句を言い連ねた後は
廊下でブツブツと、周囲への文句や自分の功績を延々語り
誰に対してだか知らないけど、最後に「ありがとうございました」と言っていた
母には誰かが見えていたのか
幻視は相変わらず毎日酷く、テレビと現実の混同とのコンボで手に負えない
話の理屈は全く通じないし、本人がどう言おうと身体に異常はなく元気なので無駄に行動的で、ドアは蹴るし大声で喚くし、まだ家に帰っては来るけど「呼ばれて連れまわされた」と言って一人で徘徊するし
以前は連休は天国で終わって欲しくないと思っていたけど
今は会社がある方がいい
連休とかキツすぎる
24時間母といて
自分が貶されるか不愉快な話を延々と聞かされる毎日で
こっちの精神が持たないし、怒らずキレずになんて無理
毎日毎日、自分が貶められるか、知人が貶められるかの話を強制的に聞かされて逃げ場がない、そんな生活を想像して欲しい
いくら相手が認知症で病気だからと言って、不快感がなくなるわけではない
むしろ認知症は言葉を選ばないし、婉曲的表現もしないし、母の元からの性格もあって最も抉る言葉を無意識に選んで使う
理性が働かないから、何が悪い?と本人は思っている
逆に、むしろ自分の方が被害者だと主張する
自分の言動による因果応報とは全く考えない
特に幻視の強い母の場合、全て「他人」のせい
我の強さを抑える機能が働いていないようで、自分勝手な思考と行動で周囲を振り回して「私がいつ誰に迷惑かけた!」とキレる
私が娘だと認識している時は、超過干渉
幾つの子供だと思っているのか、働いていることもマトモに理解できていない
どこにいる、すぐ帰れ、こんな遅くまでどこにいた(8時9時くらい)と毎日電話攻撃が復活し帰宅しても言われ続ける
自分はこんなに今日大変だったのに(妄想)あんたは知らん顔で逃げたと延々
心底、実家に帰って来たくないと思う
母のことでかなり有休も使っていて、そろそろいろんな意味でヤバい
自分より下である私は便利な駒(持ち物)であって言うことは聞かないし
非常にプライドと我が強いので、これからが大変だ
ケアマネの言うことは果たして聞いてくれるのか
もう施設に入れた方がお互いのためなんじゃないかとも思う
毎日毎晩、負の言葉を吐き捨てるような見下した口調で聞かされ続けるというのは
確実に心身を蝕む
夢の中でさえ、もう一つ部屋を遠くに借りて逃げていたり
頭痛がずっと続いておさまらない
なんのために生まれて生きているのか
今が一番分からない
生きる意味も意義も価値も見出せない
母を看るために生まれてきて
見送った後はもう自分の人生も終末に向かうだけ
介護の道具としての娘
だから、ずっと家から出ないように幼い頃から洗脳され縛り付けられてきたんだろう
母が自分が親兄弟を看たんだから自分もしてもらって当然、結婚もさせていないから自分に集中してみてもらえる
自分の都合に合わせてくれて当然
前提がこれだから、私自身の生活なんか、これっぽっちも考えていない
思うようにならなければキレて、しょうもない事でも「弁護士立てる」
いつでも自分が呼んだら応えるべきで、寝ていたり具合が悪くても無視は許されない
娘を一己の独立した人間だと思っていたら、出てこない発想でしょ
色んな医者に「娘さんの言うことをよく聞いて」と言われるけど、その時の無視っぷりや納得いかない不機嫌さといったら
絶対に「はい」とは言わない
私なんぞの言うことを何故聞かないといけないのか、という不満タラタラ
壊滅的に信頼関係のない血縁だけの親子で
私が悪い、間違っている、と断じている母と
これ以上やっていける気がしない
人生捧げて終わるだけの存在
また110番しやがった
どうしようもない理由で